うちがわを
濡らすちからは膨らんで
滝壺であなたを見失う

初夏の日の
きみのきれいなひざがしら
全集をいつ返そうかしら

対称に描かれて林檎の憂鬱

シャワーを浴びたところから
崩れていく砂のような哀しい
からだ

眠れずにだし巻き卵を
丹念にあくびの数だけ
層にしていく

妹の眉毛をととのえてやり知る秋

蝉があと三回鳴いて
ひき上げる麦茶パック

雨の日の唐揚げのじゅわ

約束は遠くでよろしくやっている
稲穂と並び揺れてたりする

その穴も含めて
ドーナツだとすると
空虚も含めて僕になる午後

挨拶を交わすカラスの真ん中に
居させてもらう火曜日の僕

クドリャフカ
片道切符でむかうのは
二時間おきに朝が来る場所

君のこと思い出すたび爪を切る

白墨を食べてあなたを騙しても

ビル街というオカリナに秋の風

妹が
家の
形に
育ってしまう

酔った父は月まで水を買いに行く

流れ星夜空の傷はすぐ閉じる

死なないと決めて
コスモスに触れる

無意味なことばかり
活字として並べ立てながら
人生を全うしたいほどなのです

泥濘みに潜む鈍い光沢が
ふとした弾みに綻んでは
活字を欲深くさせるのです

家族分の未来が
はりめぐらされた
冷蔵庫

雲の名前を調べる
あなたが誰かを
知りたくて

美しいもの
夜になる五分前の空
世界が明るくなり始める
日の出の二分前

表札に恥ずかしがりと書いてある

意外にも海に興味を持つ帽子

チューリップ手折る
通貨のない世界

ひらがなになってゆく
波寄せるたび

水になるまでの愉悦に桃がある

猪が譲ってくれたデニムです

開かずの踏切で
遮断機が上がるのを
待つ間
思い出す
水族館の暗がり

金魚から見える景色は
形而上のように
きっと、
世界の裏側にある

自分の臓器に触れている
病室の窓に張り付く真白いトカゲ

殺人予告の手紙も
恋文もポストの中では
重なり合って
一夜を過ごす

目の奥に静かに潜む傘があり
閉じれば涙が溢れてきます

目を伏せた夜を切り裂く立心偏

食べ終えた夏のお皿を持ち歩く
はるかなものにあこがれている

秋の風が肩甲骨を撫でる夜
母の戒名を口ずさんでる

片足が点滅してる　やり直し

死の半分生の半分抱いて寝る

量り売りされてる僕のタマシイの
あなぼこだらけを笑うなニンゲン

吹く前の風の匂いのする九月

日焼けした
オカリナの音
ベランダで母が履いてた
スリッパの赤

押入れにしまったままの
父のコートの内ポケットから
出てきた
かたたたきけん

ひび割れた
硝子の皿を手に
見てた
遊覧船が　裂いていく川

足りない言葉の美しさ

檸檬水が纏う静謐の色

屋上でＵＦＯを呼ぶ君の
横顔一面が夕暮れとなる

雨の日にうなじを撫でる
湿っぽい風が
私の
たてがみとなる

建設中のマンションの壁に
耳をあてて
家族団欒の声を聞く

私にだけ吹くビル風

嘘になる前に手に取る蝸牛

走馬灯リストに載せておく夕日

ほんとう　の
「う」だけが少し嘘っぽい

誰そ彼時
空と電灯の色が
同居する時だ
電信柱が
行進をはじめるのは

春の夕暮れは
世間知らず
秋の夕暮れは
絶対、なにかを
知っている

日高屋でラ・餃・チャセットを
待つ間、
許されている、許されている

がんばったとき脳内を駆け抜ける
春の小部屋のカーテンのこと

早くこの両手に包みたい
灰になることを拒んだ
骨の欠片

死か生か
どちらを庇う
キリンさん

友人の上半身が目盛付き
クリア容器になっていて
水が足りていなかった

夢

古びた木製の勝手口から
逃げ出してみたい

明かりを向ければ
瞳孔と共に
ひゅ、と小さくなる孤独

どうせ死ぬなら
君の食卓に並びたい

給与明細を
ちいさく折りたたんで
千歳飴をいっぽん
おみやげに買った。

キンモクセイと
グラタン。

そういう感じの
同棲生活だった。

布団を干すと
また罪が晴れて
空の高さは
新しい友達みたい。

ペンダントが
ひっくり返ったままの
彼女にのこされた
とても みじかい時間。

カーテンは
かなしいことを
うらなえる
わたしを巣立つ子の
数などを

雨音が聴こえると
銀器を磨く
きっと世界は
滅びてしまったから

ケチャップより正直でいたい
フェンネルより率直でいたい

つまさき波にふれて
多分ことばは流れてしまった

リコーダー
一番低いドの音が
吹けるあなたの綺麗な小指

空色のクレヨンだけが

いつのまに
短くなっているあの夕べ

甘くないコーヒー静かに流し込む
滅ぼしたいものばかりの夏に

肺呼吸だからいけないのか
きみは水族館でわたしを見ない

この世から言葉が消えたら
その時はただただ沈み続ける太陽

何しても割れてしまった花瓶かよ

アルペジオ頬が何かで濡れている

殴らない夜は小銭で家電買う

パチンと
午後６時に感電して
秋の夜は
始まってゆく

一枚飛ばした紙芝居
二日酔いの朝
道端に落とした
短い物語

七日目のような目付きを
させられた蝉　
生命は星にならない

寒卵叩いてきみは助からない

夕暮れは
金魚の尾ひれでできている
いつかは
破けてしまいそうな

百合の花開くためかかるちからは
吸いつく夢をはがすちからで

祭りの夜女の腕は空洞で
風を濯いでいるのだすずむし

ホッチキスでせきとめて
からだじゅう、
針が飛び出て愛はぽたぽた

みずうみに着地した星
いつもより
誤字が多くてヤになる金曜

折り紙の黄色をちぎって月にする
金色は引き出しへとしまう

真夜中の空を一瞬だけ光るような
死が骨壷へと落ちる

生き物は目玉をべこりへこませて
おんなじ顔で宇宙へと去る

隣人のわずかに響く話し声
海王星の裏まで続く

体からずるりと中身抜けだして
眩しいほうに転がっていく

ベランダにある水溜まり足先で
混ぜればそっと月釣りあげる

やまびこの響きが雨に溶け
やがて牡鹿の喉にとろりと交じる

目の中にあるひまわりを束にして
くれる人なら結婚したい

肉体のありかは秘密
ゴム毬のように
弾んでいる影だけが

聴いている
ひずめが土を蹴る音を
索引ページ指で追いつつ

拡がっていく無意識の水面に
白鳥ボート眠りを運び

袖口のほつれた毛糸から
身体ほどいていった終章間際

終バスの三本ぐらい前に乗り
命をあずけてゆられています

あなたの
朝の抜け殻を
集めて流す
天の川

号泣したくて
メルカリで
異国のスパイスを探す

予測変換だけに生かされている

本棚の小説
作家の死因別に並べる
午前四時のぼく

ふかづめが僕のりせいを保つ秋

きみの裏側が見たくて
公転周期を半日遅らせてみる

猛烈な速さで
たった一度きりの命を失いながら
ファミチキ

目が焼けている
もう二度と
ほんとうの色を見ないが
林檎は赤い

星屑を集めた瓶を振ってみる
ただしんしんと夜の静けさ

洗剤は買えただろうか
古本に挟まっていたお買い物メモ

春に咲く野花に似た名の眠り方
怖くないからおやすみなさい

ケーキが焼けるまで
一時間だけ泣く

玄関の隅に溜まっている砂を
もとに帰してやれない　ごめん

防災無線に
いつか水を流し込んだ
蟻の巣を思い出した

膝下のスカート丈がわたしたちを
守ってくれたことなんて無い

すれ違う人々と目を合わせずに
横断歩道の黒だけを踏む

夕暮の
頭垂れた稲穂を片手で
そっとなぞってすすむ

ためらった僕のことばが喉元で
枯れ葉になって体内は秋

取り出した
オレンジジュースの紙パック
口を開ければ夕焼けだった

父親が
高野豆腐を
日没のように食べてて
雨に似る箸

君がふと窓をひらいて
手をのばしたくなる雨の
予感になりたい

錆びている傘で相合い傘なんて、
虹に一回喰われてこいよ

海賊の夢を見ました。
一本の
巨大な桜が島だったんです

初夏の日の
きみのきれいなひざがしら
全集をいつ返そうかしら

対称に描かれて林檎の憂鬱

恋してないと
言うには
足りない栗の毬

健康茶売りの
おっちゃんに
「あなた肝臓悪いよ！」
言い当てられた六の市

台風の前に野菜を収穫し
送ったよと笑う独居の姑

夏服のセーラー服が
好きだった
ブレザーと憂鬱をまとう
彼岸過ぎ

時短登校
飽きてしまった小六は
一人でカレーに
挑戦している

きっちりとレシピ通りに
調理する
娘のカレーは肉がぜいたく

夕焼けを固めただけの飴玉が
いやに光って僕には眩しい

雨の日の唐揚げのじゅわ

約束は遠くでよろしくやっている
稲穂と並び揺れてたりする

泳ぐ魚はおもちゃでいいな
心臓があぶくをたてている

君のこと思い出すたび爪を切る

酔った父は月まで水を買いに行く

死なないと決めて
コスモスに触れる

栗鼠のつもりで伏せた睫毛が
慎ましやかでありますように

無意味なことばかり
活字として並べ立てながら
人生を全うしたいほどなのです

美しいもの
夜になる五分前の空
世界が明るくなり始める
日の出の二分前

貴重な木陰が
ワンコに陣取られてる

意外にも海に興味を持つ帽子

チューリップ手折る
通貨のない世界

水になるまでの愉悦に桃がある

猪が譲ってくれたデニムです

紫陽花も倫理的には認められる

開かずの踏切で
遮断機が上がるのを
待つ間
思い出す
水族館の暗がり

黄身が崩れた方の
目玉焼きを自分の皿に
乗せる母

深爪の指を眺めている夜更け
明日出す予定の休学届

ターコイズブルーの夜さ
老人は
詩人のままで
星になるのさ

電話ボックスに
君の言葉を置き去りにする
風は
坂の上から吹いている

シャボン玉ごしの
セイタカアワダチソウ
どの子らよりも
空に近くて

歯車のひとつになりたい
暗闇で光を受けず回っていたい

この夜の余白からはみ出している

死にゆく者への祈りに似た夜長

言葉が好きで、いつも迷子です

スペインに行きたい

そんな
夕間暮れ

靴を
夕焼け空に蹴り上げて
明日の天気を占っていた頃の
夏の終わりの気配

吹く前の風の匂いのする九月

日焼けした
オカリナの音
ベランダで母が履いてた
スリッパの赤

押入れにしまったままの
父のコートの内ポケットから
出てきた
かたたたきけん

詩を書くことで
私はいつも
大切な何かを
隠している

背後からせまりくる夕暮れ驟雨
降り出すペトリコールの匂い

雨の日にうなじを撫でる
湿っぽい風が
私の
たてがみとなる

嘘になる前に手に取る蝸牛

首筋の日焼けの跡が
ゆっくり
秋に溶け込んでいくように
人は
何かを忘れていく

朝を待ち侘びた朝日が
世界の輪郭をなぞる
遺跡のように
静かに始まる一日

ほんとう　の
「う」だけが少し嘘っぽい

誰そ彼時
空と電灯の色が
同居する時だ
電信柱が
行進をはじめるのは

春の夕暮れは
世間知らず
秋の夕暮れは
絶対、なにかを
知っている

日高屋でラ・餃・チャセットを
待つ間、
許されている、許されている

ワニの背が
ノコギリとして使われた
動物たちの共同作業

久々の晴れは何だか痛かった

ぼくの目の前が平和なだけ

平均が
正しいわけじゃないけどさ

後悔してるのは
辞めた職場のデスクの中の
水族館で買った
チンアナゴの定規

食物連鎖の頂点にしては
幸せが少ないように思う

明かりを向ければ
瞳孔と共に
ひゅ、と小さくなる孤独

ぼくは
ＵＦＯからきたの、
葡萄畑が
まぶしかったから。

布団を干すと
また罪が晴れて
空の高さは
新しい友達みたい。

雨音が聴こえると
銀器を磨く
きっと世界は
滅びてしまったから

「彼は
風のにおいがわかる人」

君はもうあっちに
いってしまうんだな。

桜 さくよ
この道にさいて
地球に
ちっていくよ

空色のクレヨンだけが

いつのまに
短くなっているあの夕べ

甘くないコーヒー静かに流し込む
滅ぼしたいものばかりの夏に

早朝に白湯のかがやき　薄命は
唯一ぼくを生かしてくれる

肺呼吸だからいけないのか
きみは水族館でわたしを見ない

フクロウを飛べない鳥だと思って
る二人は積み木をどんどん崩す

視線を遠くに
投げてみる
真昼の重さを
引き受けるために―

目の高さまで
空は降りてきて―
雲は　まるで
霧のような感触だ

打ちたての
濡れたアスファルト
夜気を溶かして
熱く薫る

どんな妄想も
現実に則している

茶畑で歌ってたあの人に
何年助けてもらったろう

鍋いっぱいの
カレーとか豚汁とか
不安の現れと気付かないのか

　　かえってきた
　　えんぴつけずり
居待月

退屈という意志の表示を、
少年はおへそを見せて伸展をする

荒野では羽なきものが珍しい
羽なき女　それで輝く

寒卵叩いてきみは助からない

夕暮れは
金魚の尾ひれでできている
いつかは
破けてしまいそうな

パパみてよ、あのしもばしら、
ぶよぶよの星がねてるよ、
あ、目を覚ました

亀のため飼育係になった日の
翌日、亀はどこかへ消えた

花びらの点々とする歩道橋
鼓膜が少し腫れぼったい日

拡がっていく無意識の水面に
白鳥ボート眠りを運び

見知らない人へ手を振る人がいて
振りかえしたくなる観覧車

しりとりでしか出会わない
マントヒヒ

猛烈な速さで
たった一度きりの命を失いながら
ファミチキ

タンポポの綿毛は女のかおりして
寂しいのかもしれない　しれない

星屑を集めた瓶を振ってみる
ただしんしんと夜の静けさ

『はなじ』より『はなぢ』の方が
痛そうだ布団の中で考えている

母さんは
『死んだら海に撒いて』って
言うけど私は少し寂しい

桃を切る手指を伝い落ちていく
果汁を当然みたいに舐める

八月の雲ひとつない空に
ぽつりと染みのような飛行機

洗剤は買えただろうか
古本に挟まっていたお買い物メモ

ケーキが焼けるまで
一時間だけ泣く

そのままにしても
すぐには困らない
タオルのほつれ程度の違和感

紅葉の絨毯
苔色のベンチに
朝霧が立ち込めて

どんぐりを踏んでしまった
いきおいで
そのまま星も踏んでしまった

錆びている傘で相合い傘なんて、
虹に一回喰われてこいよ

海賊の夢を見ました。
一本の
巨大な桜が島だったんです

コーヒーの
ぬるさ感じるてのひらに
思い出す昼の
深海のねむさ

ホームを吹く風は
人のかたちをしていた

こっちと思った方が正解だと
教えてくれた　花火を持った

妹が
家の
形に
育ってしまう

流れ星夜空の傷はすぐ閉じる

雨あがり
空が流した
水たまり

雲の名前を調べる
あなたが誰かを
知りたくて

美しいもの
夜になる五分前の空
世界が明るくなり始める
日の出の二分前

意外にも海に興味を持つ帽子

ひらがなになってゆく
波寄せるたび

あり得ない青さを見せてくれた猫

食べ終えた夏のお皿を持ち歩く
はるかなものにあこがれている

もの悲しい九月この夜ことば
だけ取り残されて星になる僕

この夜の余白からはみ出している

ゆびきりのつめたさ
あおざめたよぞら

吹く前の風の匂いのする九月

屋上でＵＦＯを呼ぶ君の
横顔一面が夕暮れとなる

ホタルカズラは咲いた
彼の好きな
青い金平糖を
ぶちまけたように

がんばれ他者
がんばれ他者のみなさんが
後生みたいに抱えてるもの

なんでかな望みもしない彼岸花

あなたをとつぜんさむくする
力でいいからこの身にほしい

新月は
テーブルクロスを洗います。

「彼は
風のにおいがわかる人」

君はもうあっちに
いってしまうんだな。

桜 さくよ
この道にさいて
地球に
ちっていくよ

つまさき波にふれて
多分ことばは流れてしまった

性欲にあなたを関わらせたくない
ごめんゆるして激しい右手

甘くないコーヒー静かに流し込む
滅ぼしたいものばかりの夏に

パチンと
午後６時に感電して
秋の夜は
始まってゆく

中学三年に
置いてきた筈の夏空
遠く離れた町で
欠片を拾った

短歌では生きていけない僕たちだ
穂村弘は月面に住め！

緩やかな死がある晩夏だったろう

しんだあと、
うまれかわるんだってきいた。
まみどりの首の折れたひまわり

夕暮れは
金魚の尾ひれでできている
いつかは
破けてしまいそうな

祭りの夜女の腕は空洞で
風を濯いでいるのだすずむし

けんけんぱしているうちに凧の糸
切れてわたしは平面に浮く

目の中にあるひまわりを束にして
くれる人なら結婚したい

終バスの三本ぐらい前に乗り
命をあずけてゆられています

あなたの
朝の抜け殻を
集めて流す
天の川

トムとジェリーに会いたくて
あのチーズを探しています
と電柱に張り紙する夜

バス停で佇むあの子は
なぜか泣いていた
…青いリボンが
　群青になっていた

ふかづめが僕のりせいを保つ秋

受け取り手のない夏の夜を
右胸にわだかまらせて
電車が来ます

ハルジオンしょんぼりとした
僕たちはハルジオン見て
しょんぼりとした

タンポポの綿毛は女のかおりして
寂しいのかもしれない　しれない

椅子の下お皿の隅の言葉たち
三十一文字のセーターを編む

当ても無く国語辞典をただ捲る
言葉の海はどこまでも白

すれ違う人々と目を合わせずに
横断歩道の黒だけを踏む

冬の朝　
新聞紙の下　
ヴェルレーヌ詩集

夕暮の
頭垂れた稲穂を片手で
そっとなぞってすすむ

取り出した
オレンジジュースの紙パック
口を開ければ夕焼けだった

野球場
素振りし笑う
老夫婦

初夏の日の
きみのきれいなひざがしら
全集をいつ返そうかしら

対称に描かれて林檎の憂鬱

シャワーを浴びたところから
崩れていく砂のような哀しい
からだ

去勢して座って
おしっこする犬は
なぜかすみっこ
狙ってはずして

平等よりも、光を上に
　命を捧げて仰ぎ見る

妹の眉毛をととのえてやり知る秋

約束は遠くでよろしくやっている
稲穂と並び揺れてたりする