女王にもみんな他人の夜がある
感情をすべて殺した閉め方で 二十五社目の御社を去った
名声をひたすら貯めてヤギになる
濁点の多い薬に包まれる
世界から色の名前が消えてから みっくすじゅーす人種のぼくら
クッションを入れ続けても 折れる骨
欲望が放射状に散らばる街で 綴る日記は右に傾く
続いたらスポーツだった春眠
左頬荒れて入学式軋む
ファミレスのパフェでも いいよきみとなら
普通科は時折地味に苦しんだ 真面目で賢かったあなたの
見かけたら渡り廊下に会釈する
土曜日は電車が幽かに白い
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