あと少し あと少ししたらやるからさ 花の香りの静かな流れ
座席下見れば一昨年の広島
雨は降る 貧乏ゆすりに童顔で 心の襖にだれもいなくても
満月の香りだけ掛かるマットレス
片思いしてるあの子への同人誌
気分だけラクダのまつげ春疾風
履歴書に書くためだけの俳句詠む
暖かさ外延すれば牡丹雪
私だけが見てたあの人革手袋 吊り革掴む 花粉と髪の毛絡まる春風
書き飽きた 美しいものを春の夜に 丸めて埋めて うらにわの苔
駅前の野外ステージ春風と やわらかすぎるエレキギターと
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