おくるみを洗う 乾かす 畳む ただ捨てるためだけに美しくする
帝切の痕をなでては笑う子よ、 そこからどんな光を見たの
水かきがあったであろう場所に 子が挟んだままのしらす一匹
潰されたおにぎり何度も思い出す 笑うことってプライドだった
なにもかも私のせいにする人の パンツを今日もきれいに畳む
眠る子の頭をなでるたび 胸の小瓶にたまっていく星の砂
にんじんの裏ごししつつ 更けていく 夜のすべてを子のためにして
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